ばあやのライスカレー<リュウの恋心、ねえや・・・>日暮の河原で石を投げているリュウぼっちゃま。 「ぼっちゃま、もうお帰りなさいまし。ばあやがライスカレーを作っていますよ。」 「いやだい、ばあやは人参を入れるんだもの。」 「まあ、ライスカレーがお好きなのにどうなさったの? あらあら、下駄の鼻緒が切れているじゃあありませんか。(別に、ハナヲさんとの仲を暗示したわけではない・汗) ねえやがおぶってさしあげます。早く帰りましょう。」 久しぶりにねえやにおんぶされたぼっちゃまは、ねえやの髪のほのかな椿油の香りになぜかどきどき。 「いいよ、ねえや、はだしでも歩けるから下ろしてよ。」 「だめです。ぼっちゃまがけがをなさったらたいへんですわ。」 夕焼けの中、BGMは「赤とんぼ」。 新たなときめきを知ったリュウぼっちゃまだが、あまりにも幼くて、マコトお兄様のせつない気持ちにも気づかず、 ましてや、ねえやの苦しい恋など知る由もないのであった。 さて、その頃、奥様に呼び出されて相談を受けたばあやは、一通の手紙を前に、困っていた。 どうやらその手紙はねえやのお里からで、ねえやの縁談に関する内容であるらしい。 (なんでも知ってるばあやは、イサオさんのことも気づいているらしいのだ。) なぜかモテモテのねえや、どうする? そして、リュウぼっちゃまはかわいいの! いやあ、妄想ってほんとに楽しいですね。 byすぎな ジャンル別一覧
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